高楼方子 「十一月の扉」

十一月の扉

高楼方子さんも友達にすすめられて読み始めました。
少女時代に本が大好きだった人なら、誰でも共感できるお話ではないかなぁと思います。

偶然みつけた素敵な洋館「十一月荘」で、転校前の数週間を家族と離れて過ごすことになる、中学二年の爽子。
「十一月荘」の個性あふれる住人たちとの豊かな日常の中で、爽子は毎日の出来事を自分の物語に変えて綴り始めます。

爽子が綴っていく物語と、実際に起こる出来事が微妙にリンクしていくところが、高桜さんのお話らしくて素敵。

この本の中に出てくる「たのしい川べ」という物語もおすすめだそうで、近いうちに絶対読んでみたいと思っています。

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ラッセル・E・エリクソン「火よう日のごちそうはひきがえる」

火よう日のごちそうはひきがえる (児童図書館・文学の部屋―ひきがえるとんだ大冒険シリーズ)

昭和57年初版のこの物語、友達にすすめられてはじめて読みました。

ひきがえるのウォートンとウォートンを食べようとしているみみずく。
この二人の関係がとってもいいんですよね。

二人でお茶を飲んで、たくさんのおしゃべりをして。
食べられてしまうかもしれない恐怖を感じつつも、みみずくに友情を感じずにはいられないウォートンがたまらなく愛しくなってしまいます。

みみずくがウォートンにあてた手紙にはなんて書いてあったのかな?
ウォートンのお気に入りのお茶の葉を摘みにいこうとしたところもホロリとさせられました。

なんていうか、とっても癒されました~

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映画「恋空」

恋 空 スタンダード・エディション

あらすじ:
平凡な女子高生の美嘉(新垣結衣)は同じ高校に通うヒロ(三浦春馬)と運命的に出会い、瞬く間に恋に落ちるが、ヒロの元カノからの嫌がらせや妊娠など想像を絶する悲劇に見舞われてしまう。そのうえ、ヒロから一方的に別れを告げられた美嘉は心に大きな傷を負うが、ヒロと正反対の穏やかな優(小出恵介)と出会い、心癒されていく。


家族が借りてきたので、うっかり見てしまいました

ケータイ小説って読んだことないのですが、著者の実体験を基に書かれたお話ということで、それにはびっくりしました・・・。

原作を読んでないのでなんともいえないけど、怒涛のように次々とヒロインに悲劇的な出来事が降りかかって、普通だったら、そのうちのひとつだけだって、一生心の傷になるというか立ち直れないと思うのに、わりとあっさりと前を向いて生きていくところがすごすぎて、そこらへんについていけない部分はありました

ストーリー的なところはともかく(それもどうよって感じですが)、なんといっても主演の二人がいい!

絵的にものすごくきれいで、見ているだけで胸がきゅんとなるシーンがたくさんありました。
まだ私にもこんなシーンを見て、きゅんとなる部分が残ってたのねー

特にラスト近く、予告でもたくさん流れていたあのシーン。花飾りを頭にのっけたガッキーが(ギザかわゆす)、三浦春馬クンにぎゅっとされるシーンはとってもよかったなぁ

セカチューのときもそうでしたが、作品を超えちゃう何かパワーみたいなものを感じました。
まあ、それが感じられただけでも、観た価値はあったですよ



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映画「深呼吸の必要」

深呼吸の必要

あらすじ: 派遣社員のひなみ(香里奈)や大学生の大輔(成宮寛貴)らは、さとうきび収穫時のアルバイト“きび刈り隊”に応募し、沖縄にやって来た。彼らは寝食を共にしながら、約7万本のきびを刈る作業に従事する。

2004年の作品。DVDで観ました。
それほど話題になった作品ではないと思うのですが、出演者が豪華

香里奈、成宮寛貴、谷原章介、長澤まさみ、金子さやか、大森南朋などなどの顔ぶれです。

長澤まさみさんは、セカチューの直前ぐらいでしょうか。
とっても初々しくてかわいい~

ストーリーはそれぞれに何らかの事情を抱えた若者たちが、沖縄のさとうきび畑にやってきて、きびを刈っていくという極めて淡々としたお話です。

2時間の作品の中で、ひとりひとりが抱えている事情については細かく説明されないし、特に解決することもなく終っていくのですが・・・。

でも、この淡々ときび刈りをしていく作業を通して彼らが何かを得たんだろうなってことは十分伝わってきましたし、観終わったあと、すがすがしい気持ちになりました。なんか癒された感じ。

おじいとおばあが、いい人過ぎて、そのあったかさに泣けちゃいました。

長澤まさみちゃんがおじいとおばあの優しさに少しずつ癒されていく様子が多くは語られない中でもすごく伝わってきてよかった。

うん、いい映画でした

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映画「紀元前1万年」

1006468_011_2 あらすじ: 人類や野獣、マンモスも生息していた紀元前1万年、勇気ある若者デレー(スティーヴン・ストレイト)は戦士たちを率い、襲い掛かるサーベルタイガーなどと死闘を繰り広げながら旅を続けていた。デレーは他民族の悪の帝王に奪われた最愛の恋人エバレット(カミーラ・ベル)を取り戻すため、失われた文明を目指し……。

メル・ギブソンの監督作品「アポカリプト」によく似てるなぁというのが、最初の感想です。

またまた予備知識がまったくないまま映画を観たので、見る前は紀元前一万年の人々の暮らしを描いた作品なのか?ぐらいにしか思ってませんでした

そしたら、ものすごいハリウッド的なエンタメ作品だったんですね

時代考証とかあまりしてないということだし、登場人物も英語で話すので、違和感無いといえば嘘になるけど、まあ、エンタメ作品なので

映像は迫力あるし、主役のデレーもなかなかかっこよかったです。

ハラハラドキドキもばっちりあるので、GWに劇場で観るにはうってつけの映画でした♪

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