梨木香歩「西の魔女が死んだ」
本屋さんに行ったらどどんとたくさん山積みされていて、「何事!?」と思っていたら、今度映画になったんですね![]()
原作にもかなり忠実だということで、期待度大です![]()
おばあちゃんを演じるのは、シャーリー・マクレーンの娘であるサチ・パーカーさんなんですって。
キャスティングもなかなかよさそう。
このお話大好きで、今までにも何度も何度も読み返しました。
いちばんはじめに読んだときにはもっとファンタジックなお話かと思ったので、空飛ぶ魔法や杖が出てこないことにちょっぴり物足りなさを感じたけど(子供だったんで
)、読み返すごとに心がしんとするような、背筋が伸びるような心地よさを覚えます。
そして、いつも同じシーンで泣けるのです![]()
映画もぜったいぜったい、見てみたい!
主題歌は手嶌葵さんだそうです。
ハンカチ忘れないようにしなくっちゃ。
坂木司「シンデレラ・ティース 」
ふぅ![]()
ひとまず創元推理のシリーズはこちらの一冊でいったんお休みにしようと思うほど、ここ最近は借りまくっていました。
今回は、坂木司さん。
お名前から勝手に男性の作家さんだとばかり思っていたら、大きな間違いだったようで・・・。
このお話は歯医者さんの受付のバイトをしている女子大生の夏休みを描いています。
歯医者さんでおこる不思議な出来事について、謎解きしていくというパターン。
歯医者さんの内情が事細かく書かれていて、興味深かったです。
すごくしっかり取材されて書かれたんだなぁって。
でも、今は個人情報が大きく取り上げられている時代なので、受付のときに話した会話までメモをとられてPCに入力されてたら、私としてはそんなクリニックいやだなぁ。
たとえ、治療に生かすのみだとしても・・・。
そんな感想は持ちつつも楽しく読めました。
今回図書館に坂木さんの本はこれ一冊しかなかったので借りましたが、また別のいつかの機会にひきこもり探偵シリーズを読んでみたいと思いました。
森谷明子「れんげ野原のまんなかで」
懲りもせず、またまたミステリフロンティアの本を借りちゃいました![]()
森谷明子さんの本、一度読んでみたかったのです。
この本は図書館を舞台にしたお話ということで、すごく興味がありました。
主人公は図書館員の今居文子。所属図書館の中では一番の若手で、なかなかかわいらしい女性のようです(出てくる小学生とかのセリフからするとね)。
図書館に関する事件や謎を解決していく連作短編集。探偵役は文子の先輩司書である能瀬さん。読んでいくうちに能瀬さんが既婚者であることや文子が能瀬さんに淡い?恋心を抱いていることなんかもわかっていきます。
事件の解決方法や謎解きが図書館員ならではのものが多くて、図書館や本好きの人には楽しめる内容になっているように思いました。
ただ、文子や能瀬さんの人物描写がけっこう浅いので、感情移入や共感ができないまま最後まで読めてしまうのが残念。
特に文子は図書館で働いている姿だけで日常生活がまったく見えてこず、読んでいても休みの日にどんなことをしている女性なのかも想像できなかった。
もう少しそのへんが描かれていると、もっと面白く読めたと思うのになぁ![]()
大倉崇裕「三人目の幽霊」
なんだか最近創元推理の本ばかり読んでいるような気がします。
この本も短編集で、日常のミステリーを扱ったお話です。
主人公は「季刊落語」の編集部の新人、間宮緑。探偵役は、その編集長である牧さん。
落語を題材としたお話が多く、話自体は面白く読めました。
特に三番目のお話である「三鶯荘奇談」は手に汗握るストーリー展開で途中まではすごく面白かったです。
でも、どうにも主人公の緑と牧さんのキャラが面白くなさ過ぎで、なんていうか主役が誰だか読んでてもまったくわかりませんでした。
ここで主人公はって紹介してみたものの、果たしてそうなのか?って疑問に思うぐらい。
ストーリーのほうに重点を置きすぎて、キャラクター造形にかける時間を忘れちゃったのかな?
たぶん、この作者の本、二度と読まないと思いますね・・・![]()
加藤実秋「インディゴの夜 チョコレートビースト」
前作の「インディゴの夜」が面白かったので、さっそく続編も読んでみました。
今回はさらに謎解き度は薄まり、晶さんたちいつものメンバーがある事件を解決するために奔走するという話になっています。
事件は必ず解決するし、犯人は身内ではなく悪人(お金目当てが多い)なので、勧善懲悪で安心して読めます。
なので、話自体はものすごく面白い!ってことはないのですが、いつものメンバーのかけあいや晶さんの一人ツッコミなどが楽しく、今回もいっきに読めちゃいました。
なぎさママは今回もやってくれます。憂夜さんの謎は今回も明かされず。でも、このまま謎のままでもいいかも。憂夜さんは謎のままでいつまでも素敵でいてほしいです。
いちばん好きなのが、最終話の「真夜中のダーリン」(このタイトルもいいわー
)。
新人ホスト吉田吉男のネーミングにまず笑っちゃいました。あるお笑い芸人を彷彿とさせるキャラもナイスです![]()
また続きも読みたいな。シリーズ化していくといいな。
小川洋子「博士の愛した数式」
二年ほど前に、深津絵里さん・寺尾聰さん主演の同名映画を見ました。
それがすご~くよかったんですよね。
セリフのひとつひとつがあたたかくて宝物みたいで、メモしておきたい言葉がたくさんありました。
で、原作も読んでみたいなと思っていたのに、今ごろになってしまいましたよ![]()
原作を読んでみて、あらためて映画は原作の雰囲気を大切にしてつくられたんだなということが伝わってきました。
大きな事件や展開はないものの、終始優しくて穏やかな善意に包まれているような素敵なお話です。
数学・算数は破滅的に理解できなかった私でも、数字が身近に感じられるので不思議です。
映画の登場人物の雰囲気があまりにもぴったりで、読みながらハンバーグをこねる深津さんとかを想像しつつ一人でにんまりしていました(怖いですね・・・
)
どうしたら、こんな物語が作れるんだろう。すごいな。
映画ももう一度みてみたくなりました。
←このシーン、すごく素敵でしたね![]()
江國香織「ぬるい眠り」
江國香織さんの本はたいていのを持っています。
というと、ものすごいファンに聞こえるかもしれないけど、好きな作品とそうでない作品にはっきりと分かれていて、二度と読み返すこともないだろうなぁというのも何冊かあるのですが、これもたぶん二度と読み返すことはないだろうと思われる一冊になりそうです。
わかってたことだけど、「江国香織とっておき作品集」でほとんどものを読んでいたし、はじめて読むのも新鮮さを感じなかったです。まあ、いちばん新しいもので03年のものだからそれも仕方ないか。
あいかわらず文章はすさまじくお上手ですね。
文章が素晴らしいので、なんとなく全部読めてしまう。
でも、この中に出てくる一人称の「私」たちは、年齢や名前が違っていても全部同じ一人の女性(=作者の分身)のように感じてしまいました。
どの人も感性が同じというか倫理観が似通っているというか・・・うまくいえないけど。
いちばん最初に江國さんの作品を読んだのは「きらきらひかる」。
今でも江國さんの作品ではこれが一番好きかもしれない。
なんといっても小学生の頃に何度も読み返したので、絶対に自分の性格形成にだって影響を及ぼしている作品です。
最近読み返すことはなかったけど久々に読んでみようかな、と思いました。
加藤実秋「インディゴの夜」
ようやく読むことができました![]()
図書館で借りたものの読むことできないまま返却したあと、文庫での発売を知り「えいやっ」と購入したんですが、買ってよかった。面白かったですよ。
第10回創元推理短編賞を受けた『インディゴの夜』を含む四編の連作短編集です。
推理とかトリックを楽しむお話ではなく、あくまで<club indigo>を取り巻く人間模様とでもいうんでしょうか。事件そのものよりも、ホストクラブのメンバーなどが個性的でそこらへんが楽しめました。
主人公の晶さん(♀)の一人称なんだけど、一人称っぽい感じではなく、すごくさらっとしていて読みやすかった。
晶さんのキャラも好き。ところどころでかいま見られる彼女のポリシーとか姿勢に共感したり尊敬したりできました。
これ、続編も読まなければ。
唯一?イケメン王道ホストの憂夜さんの経歴はいつ明かされるのかな。
すごく気になる~
あとなぎさママも好き♪
草野たき「ハチミツドロップス」
だらだらとした部活動=ハチミツドロップス=主人公たちのシェルター。
そのシェルターを失ってしまって、変わっていこうとする主人公たち中学生を描いた作品だと思うのですが、いまいちハチミツドロップスのよさが伝わってこなかったためか、面白くないことはないんだけど、深い共感とかを感じるまでには至らず・・・。
だいたいちょっと登場人物が多いのではないかなぁ。
田辺とか高橋とか、物語の中盤まで(いや終盤もか)あまり区別がつかなくて、こんなにたくさんいる意味は何かと首をかしげたくなりました。
私の理解力が不足しているだけかも![]()
主人公のカズが好きになれなかったっていうのも大きい。
彼女が甘えるときの言葉とか、ちょっと気持ち悪かったし。
唯一魅力的に感じたのは、カズの妹のチカちゃん。
ツンデレ系でかわいいです。
同じ作者の「教室の祭り」よりは、こちらのほうが読みやすくて面白かったようには思いました。
角田光代「空中庭園」
| 空中庭園 配信元:電子書店パピレス 提供:@niftyコンテンツ |
まだ未読。
買ってからずいぶんたつけど、なかなか手が付けられない。
図書館で借りると、返すまでに読まなくちゃ
という気が起きるけど、購入すると、いつでも読めるからいいや
と安心してしまう。
角田光代さんは角田光代さんとして本を出す前に彩河杏さん?とかいうペンネームで本を出していなかったでしょうか。
その本を一冊持ってるのですが、今となっては貴重品かも。
令丈ヒロ子「××天使」
| ××(バツ)天使 著者:令丈 ヒロ子,かまた いくよ |
天使予備校の落ちこぼれ、パイのお話。
童話っぽいお話で、ですます調。
テンポもよく面白いけど、ところどころなんとなく腑に落ちない点も色々ありました。
この作者のお話にしては珍しいかも。
続きがありそうな感じで終わったけど、続編はあるんでしょうか。
椰月美智子「十二歳」
講談社児童文学新人賞を受賞した作品ですね。
十二歳って、男子よりも女子のほうが大人びてると思うし、等身大の十二歳って感じがしました。
なかなか面白かったですよ。
この作者の他の作品も読んでみたいなって思いました。
中村航「夏休み」
| 夏休み 配信元:電子書店パピレス 提供:@niftyコンテンツ |
どうも、私には合わなかったようです。
読むのがひたすら苦痛でした。
うっかりアマゾンで購入してしまったのですが、ブックオフ行きだな![]()

























